ブライソン株式会社は日本精機株式会社と、SDL Coreを利用した2輪向けメー タ試作機を開発致しました。
試作機は、通信ユニットとメータで構成されており、通信ユニットにSDLに準拠したスマホアプリを接続することで、
SDLに対応したアプリケーションの利用が可能となります。
■機能
① Navigation機能
・スマホから通信ユニットに通知された『TurnByTurn情報』『交差点名表示』『距離表示』をメータに表示。
・ナビガイド音声は、BT経由でHeadSetから再生。
② Music機能
・スマホから通信ユニットに通知された『曲名』『アーティスト名』をメータに表示。
・音楽は、BT経由でHeadSetから再生。
③ 車両情報連携
・通信ユニットから車両情報通知に対応
■ポイント
・廉価版メータ想定し、視認性のあるメータ表示に対応。
・2輪向けのため、UIについては『ハンドルスイッチ』『HeadSetからの音声認識』によるアプリケーション操作に対応。
過去、『Linux搭載』で実現していたナビ映像転送、ナビガイド音声転送、タッチイベント通知を『AGL搭載』で実現致しました。
また、SDLの車両情報連携(GPS、各種センサー情報)の仕組みを応用し、車載同等のナビ機能を「Z-NAV」で実現致しました。
ブライソン株式会社は株式会社ゼンリンデータコムと、スマートフォンとクルマとをつなげるオープンソース
「スマートデバイスリンク」(以下、SDL)による、車載器とスマホナビアプリ連携のデモ機を開発いたしました。
ブライソンは車載器開発及び、SDLコンソーシアムメンバーとして最新仕様に基づくコンサルティングを担当しました。
ゼンリンデータコムは、同社が展開するスマートフォン向けナビアプリケーション『いつもNAVI』へSDL連携機能を追加しました。
これにより同社の持つ位置・情報サービスをSDLを介してクルマで利用頂ける環境を整えました。
Automotive Grade Linux(以下、AGL)を車載向けSoC(H/U)に搭載し、Smart Device Link™ (以下、SDL)×iOSアプリ(Music機能)連携デモ開発を完了しました。
当社はこれまでLinux及びAndroid OSベースの車載向けSoCとのSDL連携デモを開発してまいりました。今回のデモ開発では、ニーズの高まりがあるAGLベースのSDL連携デモ開発を実施しました。
また、スマホ側のデモアプリは量産開発で技術的課題が出てくると予想されるiOSを選択しております。
デモアプリは、Musicアプリを作成し、基本動作である、音声、映像(曲名、アーティスト名、アルバム名、AlbumArt)、
タッチパネル操作を実現しております。
LinuxOSを搭載した車載向けSoCにSDL Coreを搭載し、SDLのモバイルプロジェクション機能を使って、YouTube動画をAndroidスマホからデモ機(H/U)へ映像転送(USB/Wi-Fi)するSDL対応デモ機を開発しました。
モバイルプロジェクション機能による映像転送を使用することで、SDLアプリ開発者は様々な用途のアプリ開発の可能性が拡がります。
また近日iOSアプリ対応もリリース予定となります。
LinuxOSを搭載した車載向けSoC環境にSDL Coreを搭載し、SDL対応アプリ(Android/iOS)とWi-Fi Direct™ によるSDL接続が可能なプロトタイプを開発しました。
車載向けSoC環境をWi-Fi Direct™対応(*1)させることで、SDL対応アプリ(Android/iOS)(*2)からWirelessなSDL接続が可能となり、
SDLを用いた機能の利便性が向上します。
(*1) iOSとの接続は、SoftAP を利用した方式となります。
(*2) SDL動作確認用のテストアプリになります。
SmartDeviceLink™(以下、SDL)に対応したデモ機及び、SDL対応デモアプリの開発を行いました。
スマホ経由で、クラウド型⾳声認識(以下、クラウド⾳認)を利⽤し、クラウド⾳認結果に基づいて、
デモ機内のミュージッアプリを起動/再生できることを確認。
【デモ機】
マイク⼊⼒された⾳声データをSDL 対応デモアプリへ送り、SDL 対応デモアプリから取得した
クラウド⾳認結果に応じて、アプリ起動/再生を⾏うように、標準のSDL Core を拡張。
【SDL 対応デモアプリ】
デモ機から通知された⾳声データをクラウド⾳認に送り、取得したクラウド⾳認結果をデモ機へ通知。
SDL Core で標準的にサポートされていない⾞両情報(エアコン情報)をSDL Core に追加。
SDL Core で標準的にサポートされている⾞両情報(GPS、⾞速等)も含め、⾞両情報がSDL対応デモアプリ側で正常に受信されることを確認。
※今回のデモでは、SDL 対応デモアプリ側で、受信した⾞両情報を表⽰し、デモ機側から通知している⾞両情報と
内容が一致しているかについて確認。
【デモ機】
標準のSDL Core でサポートされていない⾞両情報(エアコン情報)を扱えるように、標準のSDL Core を拡張。
【SDL 対応デモアプリ】
デモ機から⾞両情報を受信。
SDL技術検証として、以下SDL機能について動作確認しました。
詳細については、こちらの資料をご参照ください。
SDLを使い、スマホからHeadUnitへ位置情報を送信し、地図上に自車位置・他車位置が表示されるのか?
【検証結果】
他車位置表示アプリにて、HeadUnit間で位置情報を共有することが可能。
【補足】
今回のデモでは、HeadUnit(RaspberryPi)にGPS非搭載のため、位置情報はスマホのGPSを利用。
位置情報はGetVehicleDataメソッドで取得可能であることは仕様上で確認済み。
SDLを使い、スマホからHeadUnitへテキストデータを送信し、HeadUnit上で音声読み上げされるのか?
【検証結果】
翻訳アプリにて、HeadUnitとスマホ間で、複数言語による Text-to-Speach が可能。
【補足】
音声認識機能はスマホで行い、その結果をHeadUnitに送信。
HeadUnitから、スマホへのテキストデータ通知については、onSystemRequestメソッドを使用。
本文中に記載されている製品名等は、各社の登録商標または商標です。
iOSは、Apple Inc.のOS名称です。IOSは、Cisco の米国およびその他の国における商標または登録商標であり、
ライセンスに基づき使用されています。Bluetoothは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標です。